清水寺　オフィシャルホームページ

　　急激に少子化の進む日本。厚生労働省の近年の調査によりますと、半数近い人がお墓を継いでくれる人がいないと答えています。跡継ぎのいないお墓はいずれ寂しく無縁墓となってしまいます。
　
超高齢社会を迎える日本。２０２５年には４人に１人が６５歳以上となります。多様な価値観が共存する世の中において、自分らしい生き方の実現がさらに求められるでしょう。
　この度清水寺では,現代社会が抱えるこれらの問題に対応すべく、永代供養墓「和光苑」を建立し、主として今までお墓を求めるのが困難であった単身者や、子どものいないご夫婦に広く門戸を開放致します。
　今日一日生きたということは、それだけ死に近づいているということ。生きつつあることは死につつあることです。「和光苑」をご縁とし、本当の仏教の人生観にふれていただければ幸いです。

「和光苑」−ひかりなごむその。故人のお骨はご供養されたあと、「和光苑」に安置され、壇上にはお位牌がお祀りされます。故人の尊厳を守るにふさわしい、崇高で穏やかな苑です。

　大正時代末期に設計され、イタリア産の大理石を使用して造成されたモダンな室内 墓地（ロッカー式ではありません）です。
　 本墓地は『日本近代建築総覧』（日本建築学会編）に収録され、東京芸術大学や台東区教育委員会から重要建築物として調査対象にされたほどの優れたデザインです。
　 雨の日もゆっくりとお参りでき、清掃の必要もありません。また、事前にご連絡いただければ、お供えのお花は当山がご用意いたします。