江戸三十三 観音札所

「江戸三十三観音札所」とは・・・

 観音さまの霊場三十三か所を巡拝する「札所巡礼」は、古くから行なわれておりましたが江戸時代になりますと、全国的にその信仰が広まり、番外をふくめて札所から札所へと、それぞれの心願をこめながら辿る人が大変多くなりました。
 「江戸札所」も享保廿年(20年)刊の江戸「砂子拾遺」にその寺院名が記載されていることから、すくなくとも元禄の初期には、かなりの巡礼で賑わっていたことでしょう。
 その後、いろいろな事情で衰退しておりましたが、近年「昭和新撰」として再興されました。順番どおり巡るのもよし、またどの札所からお参りされても結構です。
 ご宝前では、「お経」を読まれるか、さもなくば、「南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)」とお唱えください。なお、写経を霊場に納めて「納経印(のうきょういん)」をいただくのが本来ですが、ご参拝を終えたしるしに「納経帳(のうきょうちょう)」にご印を押していただくのがよろしいでしょう。

江戸札所会発行「江戸札所道しるべ」より

※浅草から巡り始め、目黒で打ち納めとなる「江戸三十三観音札所」のうち、
 清水寺は第二番札所となります
清水寺のご朱印

清水寺にお参りいただいた方には、
写真のような「ご朱印」を差し上げております。

※「ご朱印」は300円とさせていただいております

※朱印受付時間 9:00〜正午、13:00〜16:00
   お昼時のご朱印はご遠慮ください。
「江戸三十三観音札所」区分案内

江戸札所会発行「江戸札所道しるべ」より

冊子のご紹介
「江戸三十三観音札所」を巡る際、道しるべとなる冊子をご紹介いたします。
どちらも清水寺でご提供しておりますので、お気軽にお声をかけて下さい。

※いずれも「江戸札所会」発行です


 ■昭和新撰江戸三十三観音札所案内
 ■価格:¥1,000(税込)

 各札所が見開き2ページで縁起や見所
 などについて紹介されています。


 ■昭和新撰江戸札所道しるべ
 ■価格:¥500(税込)

 8つ折になっており広げると各札所の
 詳細地図と連絡先が書かれています。
書籍のご紹介

■書籍名:昭和新撰 江戸三十三所観音巡礼

 ■著者:新妻 久郎
 ■価格:¥1400(税別)
 ■出版社:朱鷺書房

 各札所について、6ページにわたって詳細に説明されています。
 定年退職後、僧籍に入った著者が各札所を実際にお参りして得た情報や感想が書かれています。
 巻末の「参拝の仕方」「読経について」も参考になります。